→NOT ODAYAKA!

おだやかじゃなかった備忘録

アイカツオンパレード!ユニットライブツアー ユニパレ! 福岡公演に行ってきました【到達点】

ライブレポというより"アイカツオンパレード!ユニットライブツアー ユニパレ!"の言語化をやっていく。

 

憧れはまた 膨らんだ

全身を 震わせた

この瞬間(とき)のために生まれてきたんだ

青春がいつもここにあった

自然と笑顔が零れた

たくさんの想いが集まった場所

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この日の福岡はアイカツシリーズのワンマンライブの中でも間違いなく到達点のひとつ。アイカツにただ夢中で駆け抜けていたあの頃の情熱のまま…。そんな最高の夜だった。

日時:2020年1月25日(土)【ナイトタイム】17:15開場/18:00開演
会場:福岡・DRUM LOGOS
出演者:逢来りん・松永あかね・木戸衣吹/わか・るか・みき・みほ・りえ・りさ

福岡・DRUM LOGOSのキャパは1000。愛知・仙台が険しい人密度だったので、毎度ながら捌きが悪く開場時間が押していた今回もかなり険しくなるんだろうなと思いながら雨に凍える体をライブハウスの中に滑り込ませた。ところがどっこい段差が多くどこからでも見えやすい客席。人密度がこれまでと比べてかなりマシかつ女性・キッズエリア(関係者席)は2Fに用意かつ天井がめちゃくちゃ高く開放的で居心地の良さを感じる。控えめに言って「このおだやかさ、おだやかじゃないわね」。雨に濡れてきた観客も多くライブハウス内の湿気はかなり高め。ステージも照明もとても見えやすかったにも関わらず湿気がスモークのように漂いステージ後ろのUNITPARADEの文字があまり見えないくらいだった。舞台上も湿度が高く滑りやすくなっていたため靴底を拭いたりと演者はかなり気を付けていたそうだ。

先日の仙台・Rensa音がめちゃくちゃ良かったと書いたが福岡・DRUM LOGOSはとても高い天井の影響もあってかそれ以上に音が良すぎた。いや、本当に音が良すぎた。自分史上最高に音が良い箱だったし周りのオタクも大体同じようなことを言っていた。ありがとう福岡・DRUM LOGOS、お前しか好きじゃないよ。照明も本公演だけこれまでのアイカツの主要イベントで照明デザイナーを務めてきたkenichiro takahashi氏だったようでダントツによかったみたい。すみません、今回演者に集中しすぎて照明にまで気がまわらず僕は覚えてませんが、それだけ演者に没入することが出来る素晴らしい照明演出だったということで。

セットリスト

1.君のEntrance らき

2.そこにしかないもの あいね みお

MC1 全員

3.Bon Bon Voyage! るか りえ みほ りさ

4.おねがいメリー みき みほ

5.森のひかりのピルエット るか

6.裸足のルネサンス りえ

7.Forever Dream りさ

MC2 るか りえ りさ

8.サマー☆マジック みき みほ

9.はろー! Winter Love みき

10.Growing for a dream わか

11.Passion flower みほ

MC3 らき わか るか みほ

12.オリジナルスター☆彡 らき わか

13.窓-ココロ-ひらこう あいね

14.6cm上の景色 みお

15.永遠の灯 るか

16.チュチュ・バレリーナ りえ るか みき

MC4 あいね みお るか りえ みき

17.みんなみんな! あいね みお

18.GLAMOUROUS BLUE わか るか

19.The only sun light りさ

20.Lovely Party Collection るか みき りえ

21.アコガレカスタマイズ☆ らき わか

encore

22.ひとりじゃない! あいね みお

MC5 全員

23.アイドル活動! オンパレード ver.

レギュについて。今回開演前のレギュに関するアナウンスが結構変わっていて、その中でも一人ひとりがアイカツのイベントである意識をもってみたいな文言が組み込まれており、このツアーが全員にとってより良いものになるための当事者意識が試されていたように思います。そしてそれは明らかに作用していた。

一曲目君のEntranceで圧縮がかからずクソコールも激減。跳ぶ人も多くなくみんなステージに集中している。あんなに激しかった愛知と宮城を経て福岡がここまで穏やかになるとは想像出来なかった。「このおだやかさ、おだやかじゃない」そんな現場の雰囲気だった。

それではそこにしかないもの以外で高まり続けた(やめろ)神セットリストの話をしていく。や、、、そこにしかないものめっちゃ楽しくて沸いたしあのピュアパレ特有の空気感本当に好きだしこれは決して悪口ではないのだけど、あの選曲の中では他が強すぎで格落ち感はあったでしょ(好きな人ごめんなさい)。

このツアー最初の2曲はオープニングという感じでMCを挟んで3曲目から本編がはじまると思っているけど、そんな本編の実質初手Bon Bon Voyage!でひっくり返ってしまった。スターズ感謝祭のエンディングを飾った曲ですよ⁉︎

でも後々振り返ったら完璧なセットリストだったなと。

3.Bon Bon Voyage! るか りえ みほ りさ

4.おねがいメリー みき みほ

5.森のひかりのピルエット るか

6.裸足のルネサンス りえ

7.Forever Dream りさ

完全にツアー2018のお気持ちですよ。このターム本当に完璧だった。アイカツの歌唱担当はアイカツ武道館以降も幸いなことに全員芸能活動を続けていて、歌やダンスの仕事などそれぞれやっているのだけど僕が一番好きだったツアー2018の時のまま…いや同等のクオリティを保つどころかあれから経験と努力を重ね、更に素晴らしいものにしようとするプライドさえ感じる気迫溢れるステージだった。特に僕が大好きだったForever Dream

その中でも一番好きな歌詞、

Dream Will Come True

夢を追うことは 生まれて来た

その意味 知ること

クサい話、ツアー2018を経て生まれてきた意味を知ったまであるのだけどForever Dreamのこの歌詞は冒頭で引用した君のEntranceの歌詞、

この瞬間(とき)のために生まれてきたんだ

青春がいつもここにあった

とリンクしていると僕が勝手に言っていて、"あの頃"の想いの一歩先に君のEntranceという曲があり、ユニパレ!があるのだと思う。

 

青春がいつもここにあった

君のEntranceの歌詞は、"何者かへと至るため、いずれ終わりを迎える青春"という概念について最も優秀な表現のひとつだと思っている。

無印アイカツアイカツスターズのライブイベントの展開については卒業を迎えたアイカツ武道館までが青春といえた訳で、以降のイベントに関しては屈辱のランティス祭りを含めて楽しい思い出ばかりではあったけど、少なくとも自分にとって"あの頃"と同じ気持ちで楽しめたことは一度たりだってなかった。夢中で駆け抜けた青春はあの日に終わりそれぞれの道へ。なのにそこから先の物語が運営によって作為的に与えられ、それはそれで後から与えられた物語文脈を見出しながらここまで来たけど、やっぱり"あの頃"とは決定的に違っていた。

卒業したアイカツアイカツスターズとは違う、新しい青春がアイカツフレンズに引き継がれていたのだけど、それも初ワンマンが最初で最後になった。あの時の重大発表でオンパレが発表されたのだけど、あの発表の裏側で終わってしまったものを想像出来ず、ただ無邪気に喜ぶことが出来た人とは一生分かり合えないよ。アイカツシリーズが続くこと。大好きだったキャラクターたちとまた会えること。ここにしかないコラボが生まれること。とても意義があることだけど、例えば白銀リリィが藤堂ユリカとアリシア シャーロットと共にDreaming birdを歌うことが、アイカツスターズ!という物語が重ねてきた文脈の中たったひとりでDreaming birdを歌ったこと以上の意味を見出すことは不可能だと思う。ゴシック組のコラボ、そうだね夢のコラボだねすごいね以上の感情は生まれない。青春の卒業式であったアイカツ武道館でユリカ・スミレ・リリィで硝子ドールをコラボしたことと、今更与えられたコラボの意味合いはまったく違う。同窓会や大学の学園祭みたいな、あくまで本筋から逸れたお祭りみたいなものだ。

"いつまでも終わりはなく未来へ進み続けること(START DASH SENSATION)"こそが命題だったアイカツシリーズにとって、"思い出"を土台に物語を紡ぐのだとしたらそれこそ本当にファンブックという意味での同人誌的な価値しか生まれない。アイカツオンパレード !で青春を送れるのは姫石らきだけであり姫石らきにとっての青春であり未来へと続くための物語にならなければオンパレの意義は薄く、ただのアイカツオタクにとっての想い出のパレードになってしまう。オンパレ!とユニパレ!が姫石らきと逢来りんにとっての青春となった時はじめて、僕はアイカツ武道館で止まった時間から地続きの青春を感じることが出来る。

 

その一歩先が次のEntrance

まぁユニパレに臨むにあたって上記ほどめんどくさい事までは考えてなかったと思うが、ユニパレ愛知と宮城が最高に楽しかった事とは別に、あの頃と同じような気持ちでは楽しめていなかったのも事実だった。

そんな中Bon Bon Voyage! →おねがいメリー→森のひかりのピルエット→裸足のルネサンス→Forever DreamというVAのタームは本当に完璧だった。ツアー2018の頃のままに更に上を目指す心意気すら感じた。

終演後楽曲派オタクがこの音響と森林のような湿度感の中で聴けた森のひかりのピルエット「ありえん」「ほんまありえん」と発狂する気持ちが分かるし、ツアー2018でずっと完璧だったForever Dreamがありえん良い音響と相沢梨紗さんの圧倒的なパフォーマンスによって更に上の領域の世界観をまざまざと見せつけられて号泣してしまった。

ところで、ツアー2018の大好きなシーンがありForever Dreamを歌い上げた後の相沢梨紗さんが、照明が暗転する際に美しい所作で、すっと手を組み佇んでいる間にMCのメンバーが集まってくるのを待つという件があったのですが、7曲目からMC2の件がそのままその所作で行われて、完全にあの頃のお気持ちになって参りました。観客もこれまでとは違って大人しかったこともありMC陣のぬるっとした空気感の中でそれぞれのユニットの仲の良さが垣間見える、よきものでありました。

8.サマー☆マジック みき みほ

9.はろー! Winter Love みき

10.Growing for a dream わか

11.Passion flower みほ

これも完全にあの頃の選曲ですよ。STAR☆ANIS NHKホール→AIKATSU☆STARS! 中野サンプラザアイカツというコンテンツと歌唱担当アイドルが自分にとって掛け替えのない存在になった頃のライブの選曲。自分は

Poppin' Bubblesが聴けたら何も悔いはないと言っていましたがサマー☆マジックはろー! Winter Loveが来ても何の悔いもなかった。むしろこの日季節物が沢山披露される事は予想していたしサマー☆マジックは昔歌ったとき「最初の台詞が棒読みで下手くそだったなぁ〜」なんて開演前に笑っていたので、冒頭の台詞含めてあの頃より遥かに進化したパフォーマンスであの頃の楽曲をみられる日が来るなんて、

青春がいつもここにあった

自然と笑顔が零れた

たくさんの想いが集まった場所

完全にこれになっていました。

Growing for a dreamの間奏ではわか様が昔側転キメていたところで空中で横一回転のバレエジャンプみたいな動きで暴れ回っていでめちゃくちゃだったし、Passion flowerの天音みほちゃんは過去イチまであるレベルで気合の入った素晴らしい演目でした。みほちゃんですが一昨年の秋のMi☆nA 2stライブの時にChica×Chicaをソロで披露された時の尋常なく気合の入ったダンスに感動したのだけど、あの時以上の気迫とセニョリータシェヘラコーデのありえん着こなしレベルの可憐さでエンシエロ篤面しながらアツく感動しておりました。やっぱMi☆nAだなー。

12.オリジナルスター☆彡 らき わか

13.窓-ココロ-ひらこう あいね

14.6cm上の景色 みお

15.永遠の灯 るか

16.チュチュ・バレリーナ りえ るか みき

逢来りんちゃんが"オリジナルスター 目指してるスター"っていかんでしょ、の選曲は…(涙)

さっきオンパレ!とユニパレは姫石らきと逢来りんにとっての青春にならなければ意味がないと書きましたが、この日OA分も含めて最近のオンパレ本編はいよいよ主役姫石らきのための物語になってきています。信じられないことに最新話では霧矢あおいや如月ツバサや桜庭ローラや紅林珠璃や蝶野舞花といったありえんアクの強いキャラクターたちが賑やかしのただの物語装置として使われ、物語のエモが姫石らきに収束するような構成になっており、僕は非常に感動したし姫石らきというキャラクターにいよいよ真剣になってきました。姫石らきの瞳の色は歴代主人公の瞳の色のハイブリットになっている反面、髪色は主人公にしては地味で自身のカラーがはっきりしない色になっている(今京都マルイで催されているオールアイカツ!ミュージアムにてそのような記載がありました)。彼女はこれまでの主人公たちの思いを引き継いでいる反面、自身のカラーはまだはっきりとしない、まさに青春の途中の何者でもないキャラクターなのです。そしてそういう要素はユニパレ!で主役を張っている逢来りんちゃんからも感じます。

語弊なくはっきり言いますが逢来りんちゃんのパフォーマンスは現時点で既に木戸ちゃんや松永あかねちゃんを超えています。ほんと凄いんです、逢来りんちゃんは。ただ、歌とダンスの技術レベルが卓越している反面すごくニュアンスの話にはなってしまうが、芸能人:逢来りんの独自性みたいなものはまだあまり見えてこない。

それでいうと松永あかねって凄いですよ。歌う前とか本当に一人で大丈夫だろうかとか思ってしまうんですけど絶対に大丈夫だし、表現の仕方というかMCの独特の切れ味やステージでの立ち振る舞いも含めて芸能人:松永あかねとして既に確立されてるなと感じます。

逢来りんちゃんを見てる時はダンスと歌が上手な女子高生の"新人声優"が一所懸命パフォーマンスしてるな〜ってのが伝わるのですが、松永あかねちゃんの場合見ててすごく松永あかねだなっていう安心感があります(語彙力)。「今回のツアーではじめて飛行機に乗ったので離陸の瞬間をすごく楽しみにしていたんですけど、離陸まで意外と時間が長くて飽きてきちゃったし、飛んだら飛んだで気持ち悪くなってきたので寝てました」みたいなMCすごく松永あかねって感じでよかったな。

自分の中でユニパレ!の出演者の中で唯一まだ何者でもないといえるのが逢来りんであり、そんな逢来りんが周りの"お姉さん"たちに支えられ見守られながらも間違いなくユニパレ!の中心にいて、この瞬間(とき)だけのコラボコーナーなどを通じてユニパレ!でしか得られない青春の物語を紡いでいるのが伝わってくるのでいよいよユニパレ!が好きで好きで仕方なくなってきたし、この福岡公演で自分にとってあの頃と地続きの青春と呼べる領域になってきた。オタクは事あるごとに演者のこと「伸び!!」とか「分かり手〜」とか茶化して表現して何かを言った気になって自身は永遠に伸びないのだけど(自戒の意味も込めて書いてます)、逢来りんはオタクに言われなくても無限に伸びるしやがて他の界隈にも知られる声優:逢来りんを確立していくのだろうけど、オタクに出来ることといえばどれだけ"真剣"になれるかだけだから、せめて"真剣"にやっていこうぜ。

(ところでフルの初披露がどこかよく分からない田舎のショッピングセンター無銭だった6cm上の景色聴けてよかったな)(この日演者の名前叫んだのは木戸ちゃんだけなくらい好きだよ)

さてここから先がいよいよクライマックス。

 

到達点

15.永遠の灯 るか

あ"⁈⁈⁈⁈‼︎‼︎‼︎‼︎

オデットスワンコーデで出てきたるかちゃんをみて内心(Du-Du-Wa DO IT!!はやめてー)と思ってしまったけど、永遠の灯はアホアホのアホ。狂ってたマジで。

これはあかジェネのハロウィン回、ケットシーの衣装で永遠の灯を歌った大空あかりの文脈で、一昨年の遠藤瑠香生誕イベ東京でそのモチーフに近い衣装を着て歌っているのを回収してはいました。その時はアニメと同じでまだまだ駆け出しのアイドル大空あかりのかわいらしさを汲んだ歌い方でした。

しかし今回は明らかに解釈が違いました。おそらくスターライトクイーンになってからの大空あかりが本気で永遠の灯をパフォーマンスしたらどうなるのか、という真に迫ったものになっていました。

これまでのアイカツのライブで一番狂気じみていたものといえばAIKATSU☆STARS! 中野ワンマンでるか・もなで披露された魅惑のパーティーが挙げられますが、あの時と同等以上の狂気感。

 

デーンデーンデーンデーンデーンデンデンデンデーン

のイントロでステージ暗転している中遠藤瑠香がありえん激しい動きで頭を振りながら笑ってるんですね。ヤバいヤバいヤバいヤバい殺されるタスケテくれと思いました。

開幕から終始ゾーンに入っている遠藤瑠香をみて誰もが思っただろう、遠藤瑠香お前がナンバーワン。アイカツのオタクにとってるかちゃんはやっぱりヒーローですよ。間違いなくこの日の到達点のひとつになった圧巻のパフォーマンスでした。

16.チュチュ・バレリーナ りえ るか みき

あのさぁ…藤城それ宮城で歌ったよねぇ(永遠の灯もそう)。この曲の事好き過ぎるだろ、泣いた。俺もやっぱりこの曲好きすぎて泣いた。

チュチュ・バレリーナは間違いなくアイドルグループAIKATSU☆STARS! の到達点のひとつ。あかジェネ曲はLet's アイカツ!Lovely Party Collectionに代表されるようにポップでキュートな曲が多くをしめる中で突如としてEDにぶち込まれたチュチュ・バレリーナとかいうハードな曲。全員曲の中でも一際影の部分を担うとてもシリアスな世界観のパフォーマンスが繰り広げられ、僕はそんなAIKATSU☆STARS! の二面性が大好きだったし、あの演目があったからこそそれぞれ個人のパフォーマンスのレベルアップに作用した。チュチュバレがあったからこそ次のシリーズでepisode Soloが生まれたと言っても過言ではない。チュチュバレは@ジャム2015、2017両方で披露され、フェス系のイベントでも自信をもって勝ちにいける強い楽曲。本当好き過ぎて宮城わずか一週間振りながらお気持ちになった。

17.みんなみんな! あいね みお

18.GLAMOUROUS BLUE わか るか

19.The only sun light りさ

20.Lovely Party Collection るか みき りえ

21.アコガレカスタマイズ☆ らき わか

MCでもう終盤戦ですみたいなことが告げられ、え〜うせやろまだまだこれからみたいな定番の件をやりつつ内心ここまでの密度が濃すぎたのでようやく終盤なのかという謎の安堵感を覚えるまであった。

みんなみんな!大好きですよ。無印アイカツのフレンドもそうだけど非常にライブ向きの曲で現場で聴いたらもっと好きになる系の曲。さっき松永あかねちゃんの事を褒めましたが、ありえん舞台度胸の持ち主である松永あかねちゃんよりもむしろ木戸ちゃんの方が緊張感強かった気がする。いくらアイマスでアリーナ級を何度も経験していたり、山崎エリィとのアイドルユニット「every♥ing!」で場数を踏んでいようとも、アイカツ現場の異常な熱気(冷静に考えて女児アニのイベントでここまで熱狂してる頭のおかしい集団なので)にどうしたものかと動揺している感じがありました。木戸ちゃんはアイカツのMCでいつも滑るんですけどこの日は適度な緊張感の中割といい感じにずっと喋れていたにも関わらず最後の逢来りんの挨拶に茶々入れして滑ってたの木戸ちゃんらしくて好き。

GLAMOUROUS BLUE。ツアー2018福岡にてはじめて披露されたいちごとあかりのユニット「コスモス」の星空のフロアの鮮烈さがやっぱり印象に残っていて。あれから2年経った今再び福岡で聴きたいという思いは誰もが抱いていたと思いますが今回はやはりGLAMOUROUS BLUEしかなかったでしょう。

GLAMOUROUS BLUEは、アイカツ関連のイベントで間違いなく最も治安がピンチケだったといわれる伝説のナゴヤアニソンフェス2016in名古屋城で唯一披露された曲であり、多分僕が唯一アイカツのライブで回収したことのない幻の楽曲でした。

────さて、この日のGLAMOUROUS BLUEのパフォーマンスについてどう形容したらいいんですかね?アイカツ歌唱のトップを走り続けてきたわか・るかが、曲中永遠に楽しそうに暴れまわっている。上下左右、ステージの使い方が異常でそれでいて満面の笑みと完璧なパフォーマンス。ちょっとこれ映像に残らないとしたらありえないレベルですよ。それくらい形容し難い圧巻のステージだったし、この曲のこと本気で好きな人ってそれほど多くはなかったと思いますが本当に一生の思い出の曲に化けました。これはもうユニパレ!DXでも絶対に演ってくれとしかいいようがない。完全なるアイカツ歌唱担当の"到達点"でした。

さっきからこのオタクは到達点到達点言い過ぎでうるせぇって感じですが、この日僕が一番到達したのはThe only sun light。これは間違いなく自分にとってのオールタイムベストアクトの一つ。

相沢梨紗さんはツアー2018の時ずっと完璧でした。時に歌詞を間違えた時も、衣装の飾りが外れてしまった時も動揺ひとつ見せず完璧なエルザ フォルテを演じられていましたし、この日あの頃よりも更に完璧なForever Dreamを目の当たりにしてもう畏敬の念を抱くレベルで尊敬していたのですが、The only sun lightの圧倒的さはそれら全てを凌駕するレベルでした。

この日の永遠の灯の遠藤瑠香のように演者があきらかゾーンに入っているなとみて取れる瞬間があるのですが、更にその上の領域で、演者に空間の全てを掌握され一挙手一投足全てから目を離すこと出来ず、ただ涙を垂れ流すだけのボロ雑巾になってしまうことがこれまで3回だけありました。アイカツ武道館のMY SHOW TIME!Wake Up, Girls!FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅲ KADODE ~愛知2.17昼公演のBeyond the Bottom、そして今回のThe only sun lightが3回目でした。ありえん気迫ありえん完璧さ。もう一生モノの思い出です。相沢梨紗さん本当にありがとう。

Lovely Party Collectionは意外だったね。来るなら大阪だと思ってたから。今となっては中野の時にはせな・りえがいなかったことが信じられないくらいAIKATSU☆STARS! は一体感のあるチームになったし、藤城りえがルミナスの一員としてここまでしっくり馴染んで自分たちの歌にしていたのが、本当にすごいよ。

アコガレカスタマイズ☆が来た時、あぁようやく最後の曲か。そのうち死ぬかと思ったけどようやく意識が戻ってくるなどした。

 

みんなアイカツ!全部アイカツ!

encoreが開けてピュアパレットが出てきた瞬間勝ちを確信しました。「アンコールはアイカツコールなんですね〜、でも全然揃ってなかったですね〜w」という木戸ちゃんの煽りが心地いい。

「それでは聴いてください、ひとりじゃない!

イ"ャッタア""ーーーーーー‼︎、今日イチのガッツポーズ。

このセトリは正しすぎるじゃないですか。

"あの頃"のアイカツ曲で散々ブチ上がった後、最後に(オンパレを除いて)シリーズ最新作の曲をみんなで、

みんなアイカツ!(みんなアイカツ

全部アイカツ!(全部アイカツ!)

 はいせーの、はいせーの、はーいせーの、はいせーの

って盛り上がるのは正しすぎるじゃないですか。やっぱアイカツなんだよなぁと無限に笑顔になってしまった。

最後全員のMC、まず未来みきが2階の関係者席に親族などを招待して福岡で凱旋ライブが出来たことへの感謝を述べていました。未来みき久しぶりに見たけどなんかすごく未来みきでよかったな(語彙力)。ルミナス組は特に曲やMCの行間でいちゃいちゃしていることが多くひたすら尊かったし、もなちゃんがいた時も今のルミナスもすっごくいいなと再確認しましたね。

遠藤瑠香のMC。あれだけ鬼神の如きパフォーマンスを繰り広げていた遠藤瑠香ですが、最後の挨拶では急に途切れ途切れのカタコトでロボットか何かかな?と思いました。相変わらずのMCヘタクソ芸人振りにコレwコレコレコレコレwと無性に嬉しくなってしまったよね(東京ドームのMCでは何とか事故らなくてよかったね)。

逢来りんちゃんのMC。逢来りんのMCが完璧すぎてめちゃくちゃ感動したのだけど感動しすぎて内容は覚えてないや。でも本当に素晴らしかったんだ。次の大阪ではらきとしてもわかばとしても頑張りたいみたいなことを言った時に木戸ちゃんが「アレっ、わかばってそれネタバレしちゃってるよ〜」みたいな茶々入れを結構しつこく言っていて変な空気になることがあったけど(会場の全員そりゃネタバレっちゃネタバレだけど今日わかば来なかったからそりゃ大阪で来るやろって分かるし)とにかく感動的な挨拶でしたよ。

 

最後の曲アイドル活動! オンパレード ver.

今までより余白が多く自由な感じで、藤城が歌ってる時わか様がディアステ仕込みのケチャで厄介してたのが無限に面白く、極上の笑顔のまま福岡の夜は更けていくのだった。