→NOT ODAYAKA!

おだやかじゃなかった備忘録

桜庭ローラ 星を継ぐ女

今週の『クリード チャンプを継ぐ男』ことアイカツスターズ !86話「涙の数だけ」がロッキーだったので書く

f:id:odayakana:20171215013148p:image

ロッキーダッシュ桜庭

f:id:odayakana:20171215014746p:image

ちなクリードはロッキーの続編(クリードの続編も最近決定した やったね!)

 

そういえばアイカツシリーズってかなりロッキー的だよなと。アイドルにとってステージパフォーマンスが最重要なのは勿論だけどこのシリーズが何よりも描こうとしてきたものはトレーニングやメンタル部分つまりセルフプロデュースなんだよね。

ただがむしゃらに気持ちが乗らないトレーニングを続けても効果は薄い。トレーニングの前にステージにおいて自分が何を表現したいのかどういうアイドルになりたいのかそういうメンタル面に着想を得てはじめて効果的なトレーニングが出来るわけで、着想を得た後の清々しい表情で走るアイドルたちの姿にこそエモが詰まっていたわけです。

トレーニング部分がストーリーのエモである構造はまさにロッキーそのものでアイカツが丸太やタイヤ、ノコギリなどやたらと古風なモチーフを使いたがるのは昭和ギャグに留まらずロッキーからの着想もあったのだと思います。桜庭ローラといえばロックだしね!

 

そうした万全のセルフプロデュースによって86話を走り抜けた挑戦者 桜庭ローラはしかし王者 エルザ フォルテ負けてしまう。ただ、この戦いは桜庭ローラvsエルザ フォルテだけのものではない。 

 

 

f:id:odayakana:20171215021128p:image

86話の代弁者こと前川綾乃さん(cv佳村はるか)顔も声もありえん良い

 

この勝負だけがアタシの勝負じゃない

まだまだこの先もずっとマラソンをやっていきたいから あえて逃げないことにした
私も負けず嫌いだからね

負けたくないの 弱い自分に

 

 

f:id:odayakana:20171215030533p:image

そうこれは弱い自分と自身の未来のための闘いでもあった。

 

 

王者は試合に勝った。挑戦者は勝負に勝った。

 

クリード チャンプを継ぐ男

 

 

 

桜庭ローラは敗れたが自身の殻をまたひとつ破ったしその想いは前川綾乃へと伝播していった。

f:id:odayakana:20171215023200p:image

桜庭ローラは負けを知る偉大な王者 如月ツバサから星を受け継いだ女だからね。

何度でも立ち上がるし月だって地球だって救えるさ。

(「星を継ぐもの」のタイトルは継げなかったが汗)

 

 

 

 ここからスターズ!全体の話

 

まだ見ぬ私のことを 信じてくれるひと

(MUSIC of DREAM!!!)


私でさえ 知らない 私に出逢いたいの

(Forever Dream)

 

 

"私"と"私のことを信じてくれるひと"との相関関係により"新しい私に出逢う"ことこそアイカツスターズ !のキモである。

そして誰かを信じ導くことを担っていたのが先代S4でありそれを受け取った現四ツ星二年生組がこの相関関係が生み出す力を花園きらら、双葉アリアやまだ見ぬ人々に影響を与えている。

歪ではあるが騎咲レイもまだ見ぬエルザ フォルテを信じている者であった。

 

そんな変わり始めたVA組の中でも今回明らか異質に描かれたのが"私"の存在しか示されなかったエルザ フォルテ。もはや彼女が手を差し出す相手は見当たらず自分のアイカツがすべて自分に帰結すると考えているがすでに孤高の頂点を極めてしまった彼女が辿る道はもう墜落しかないのか…

 

 f:id:odayakana:20171215170509p:image

f:id:odayakana:20171215025225p:imagef:id:odayakana:20171215025252p:image 

他校や他業種関係なく志を同じくするものと寄り添い高め合う四ツ星アイドルはギャラクシースターライトを望む、対するは 孤高の月

最後に微笑むのは?

 

アイカツスターズ !から目を離すな