→NOT ODAYAKA!

おだやかじゃなかった備忘録

松岡ななせ/藤城リエ 「遅れてきた生誕祭!?」 に行ってきました。

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2018.10.12(Fri.) 松岡ななせ/藤城リエ 「遅れてきた生誕祭!?」 TSUTAYA O-EAST

  

 

明日もその先だって
答えは一つだった
僕らの儚い美しさ
人生のほんの一瞬
夢を分かち合った
忘れないたとえ離れても

 

先行物販で流れていたせつなくもどこか暖かい曲。

いつかのどこかで聴いたことあるいい曲だなぁとぼんやり考えていたら思い出した。

松岡ななせ「Vintage 」

 

頭のネジが飛んでいる新人アイドル2人が押さえてきた会場は渋谷のTSUTAYA O-EAST

平日とはいえ最大キャパ1300人の一流ライブハウス。オルスタとホールの違いがあるとはいえAIKATSU☆STARS!スペシャルLIVE TOUR 「MUSIC of DREAM!!!」福岡公演よりもキャパシティがデカいというロックすぎる判断。本人たちはいつかの配信で採算は度外視し来たい人全員来れる箱にしたかったと笑ってましたが、実際のところ半分以下だとみすぼらしくなってしまうし勿論採算もとれないのでほんと笑っている場合ではない。ちなみに会場は彼女たちが選べたけど日時は事務所の指定だったみたいです。

 

このイベント、彼女たちのセルフプロデュース能力やステージパフォーマンスの実力に関しては確信できるものがありました。しかし、集客だけは努力だけでどうにかなるものではないしライブの成功は会場の空気感が揃ってこそのものなので集客が一番の勝負だった。

早い時期から広報活動、魅力的(独創的)なオリジナルグッズ、豪華過ぎるサポートメンバーの発表等々情報を小出しに、公演に向けて良い感じに気持ちを高めていく宣伝をやっていたのは流石だったなぁと。

もちろん起爆剤となったのはこのイベントを機に松岡ななせ/藤城リエ両名が活動休止期間に入るという報告でありそれで200枚以上はチケット捌けたかと思うが、少なくとも彼女たちは出来る限りの広報活動をやっていた。

最大1300人に対して800人くらいは集められたら大成功だろうという心持ちでしたが、ほんとに800〜900くらいは集まっていたと思う。

開演直前、箱がしっかり埋まっていく光景にゾクゾクしその時点で優勝を確信出来たし、それだけ凄いことを2人は既にやってのけていた。

 

https://twitter.com/matsufuji_birth/status/1050770095469867009

 

開幕キズナSparkling World(リエ・ななせ)は先行でチケット取った様な人には予想できた選曲だったと思うがぶち上がりました。ちなみに僕はLIVE版かitunesで売ってる音源(声優だけ歌ってる)しか聴いたことありません。

2日後の星咲花那イベントでこの曲が歌われたそうで後は未来みきですね。

 

Trancing Pulse / Triad Primus(リエ・ななせ)

沸き方からもなんか有名っぽいアニソンというのはわかりました。

デレマスのアニメは見てたはずなのでさらっと聴いたことはあったはずだけど、Triad Primusというクールアイドルユニットといえばアイカツでほとんどクールキャラを担当し続けてきた2人のイメージに完璧に合致する素晴らしい、掴みの選曲でしょう。

 

 

はじめのMCは人が埋まってよかったという話題が中心。

スカスカだったら公言通り藤城が会場を練り歩くだとかセンターステージを作って暴れる妄想をしていたとか冗談交じりに言ってましたが、会場が埋まって2人がほんとに喜んでくれているのがよかった。

 

あと衣装がバケモンかわいい。世界一かわいい!

 

 

https://twitter.com/FujishiroRie/status/1050962733854642176

 

や、最高。

藤城リエ氏と同じく松岡ななせの髪色はダーク系単推し芸人だったのだけれどこの日のななせの髪色も明るめでした(ピンクアッシュだったらしい)。でも煌びやかな衣装に明るめの髪色が映えて最高可愛かったです、はい。

あと藤城リエが個人現場でアイドルオーラ全開の衣装で登場したのって、少なくとも今年ははじめてだったけど可愛すぎてひっくり返っちゃった。アイドルじゃん。

 

 

1,2,Sing for You! りえ from AIKATSU☆STARS!

アイカツ5thフェスでは泣いちゃったけど、

遠藤瑠香生誕祭東京と今回は笑顔で沸けた。

藤城りえと桜庭ローラを代表する曲。

愛のロックンロール!

 

輪舞 -REVOLUTION / 中川翔子(リエ)

少女革命ウテナのOP(いまだ見てない)

いくつかカバーがある中の中川翔子ver

リエのイメージに合致する強い曲でした。

どこかのタイミングのMCで今回のイベントほんとに自分たちが歌いたい曲しか歌ってないからね!って言ってたけど、演者が最高に高まってこそ会場も高まるので正しい。

 

藤城リエどうせ『赤い公園』歌うんでしょっていう予想をいい意味で裏切る選曲の数々だった。

(それはそうと赤い公園の「journey」藤城リエっぽさ全開の良い曲なので聴いてください)

 

Miracle Force Magic ななせ from AIKATSU☆STARS!

ななせ曲の前に少しMC

1st、2ndライブを経て松岡ななせはもうアイカツ曲やらないんじゃないかみたいに思う人もいたみたいだけど、私の中ではアイカツ曲は大切すぎてちょっとやそっとの気持ちでは歌えなかった。でも相応しい場面が来たらもちろん歌いたかった。そして今日はそういう機会だと思った。(意訳)

 ───そんなこと松岡マジオタクからすれば言葉にせずとも分かりきっていたことだけど、それでもこうしてアイカツを大切に思っている気持ちを改めて表明してくれたのがどこまでも誠実だしうれしかった、

そんなMiracle Force Magic。

("チューニングは同じ気持ちで"で藤城出てくるかもとは思ってしまいました)

 

 Love Jump栗林みな実(ななせ)

ここからサポートバンドメンバー集合

ここからが本当のLiveだ…

(戸波のわ可愛すぎんか…)(最古参の顔つき)(でもなかじゅん推し)

 

テレビアニメ『紅』のOP

(紫ちゃんがかわいいだけのアレ)(おい)

ノレない栗林みな実OPなんて存在しない、

しかも生音、最高 

 

THE DAY / ポルノグラフィティ(リエ)

最近ヒロアカ少し見始めたけどめちゃ良い

アガるしまわりたくなる

やっぱフジシロックだな〜

 

swim / 04 Limited Sazabys(リエ)

どこかで聴いたことある気がするな〜

と後々確認したらSB69に提供されてる楽曲で聴いたことありました。

直向きに突き進むための青春バンドサウンドと藤城リエは好きか?(好きでしょ)

 

無責任ヒーロー関ジャニ∞(リエ)

ここでまさかの関ジャニ∞

そういえばインスタでずっと前から好き好きアピールしていましたね。

曲前のMCで私の座右の銘は「なんとかなるさ」。お気楽そうに見えるかもしれない私だけどもちろん先行きへの不安はある。それでも人生なんとかなってきたし、なんとかなるって心持ちを大切にした方が人生面白いじゃん。(意訳)

 

さらに関ジャニ∞に関する補足として終演後のインスタライブにて、"わたしはカテゴリとしてはアイドルをやってきたけど、アイドルってかわいい系の人がなるものだと思っていたので向いてなさを感じていた。でも関ジャニ∞のライブをみたら全てが覆った。関ジャニ∞自身正統派王子様系のアイドルではないけどそれぞれが好きなことをのびのびやって輝いているのをみて、わたしも好きに正直にやっていこうって思った。(意訳)

 

この日のステージ、カッコよさ以外でもかわいい衣装やかわいい笑顔で藤城リエがアイドルとして輝きを放っているのがヒシヒシと感じられた。

───ってな感じでリエが楽しそうにのびのび歌ってたら曲の終盤上手側から松岡がそろーりそろーり摺り足のニヤケ顔で登場。

(直後のMCで歌詞に"呼ばれてなくてもジャジャジャジャーン"ってあるじゃん!?との弁)

 

 のびのびとした2人である。

 

 

→Go ahead!(松岡ななせ)

松岡ななせ三曲目のオリジナル初出し

この曲は遠征帰り家で歌詞を見ながらCD音源を聴いてもほんとに良かったのだけど、この日のLive版がほんとに良くて個人的なハイライトでもあります。

 

1番サビの終盤でいつかの様な歌詞飛びラララ〜があったわけだけどそれに動揺を見せず、2番の入りから最大限の感情を込めて大切に歌ってくれていたんですよね。

 

間違えるのが怖くて立ちすくんだ

そこからが運命切り開くチャンスと

何処かで声がする 

 

2番の歌詞こそ中野サンプラザやツアー東京荒野の奇跡からその先を切り開き続けてきた松岡ななせの歩みを体現したものであったし、技術や外面だけでなく松岡ななせのこういう精神性が大好きなんだ…

 

PRAYING RUN / UVERworld(ななせ)

ラップ調の非常に難しい楽曲、これもハイライトのひとつというか→Go ahead!からの松岡3連曲はほんとヤバかった。ななせの感情爆発

松岡ななせくらい出来た人間になると上手くいかない事を他人の所為にすること、ましてそれを前面に押し出すことなんてありえないと思うんですけど (近しい人は別)(AIKATSU GENERATIONのMVのメイキングのstars!パートで一人とちった堀越に『お前ーッ‼︎』って迫るシーンほんと好き)、

曲前のMCで、わたしだって文句があるならお前が"全部やって確かめればいいだろう"と思うことが多々あるし会場の誰しもそういう思いを抱えながら生きていると思う。今日はそういう思いを皆にも思い切り発散して欲しいと思うとの熱いMCと熱唱。

この曲はサックスが加わりエッロい音色と松岡の衝動が混じり合う最高のステージだったなぁ。

終盤は息も絶え絶えって感じだったけど全て出し切った松岡がカッコよかったよ。

 

 

フレフレサイリウム私立恵比寿中学(ななせ)

曲が始まってから松岡ななせ、なんとここで当日ドンキで買ってきたキンブレ取り出し振りまわしなが歌う。

今日はカッコよさ中心の選曲だったけど、リスフェス名古屋で見せたようなアイドルソングでゴリゴリ押してくるのも間違いなく彼女のアイデンティティであり、アイドルソングと会場に広がる虹色のペンライトは最高にアイドルしてた。

実はこの曲ななせは結構涙目になりながら歌っていて、アイドルを泣かせるのはステージに立つアイドルにしか見えない虹色の光景なんだろうなぁとツアー福岡公演の気持ちを思い出してしまった。

曲が終わってからただエビ中の良さの宣伝をする姿はただのオタクだった。笑

 

トークコーナー

ここまできてようやく衣装の話、馬鹿なの?

ストリートーファイターみのあるチャイニーズモチーフ衣装は本人たちの思いつきと希望を元に急ピッチで制作された。デザイナーさんには感謝しかない。

ブロマイドの衣装は生誕祭Tシャツのイラストに近いものをAmazonで見つけて着てみた。アメリカのハンバーガー屋風なのはハンバーガー好きの藤城リエの趣味。

 

生誕祭であることを思い出しハッピーバースデーリエななせを客に歌わせる

 

事前に観客から集めた質問コーナーではお互いの尊敬する部分について、

ななせ「はじめりえちゃんが入ってきた時歌めっちゃ上手い子が入ってきてヤバいと思った」

と上げたあと、

「でも顔はヤバかったよね(笑)」

と超絶dis。

(ラジカツスターズ!のトップ画面を思い出し笑っちゃったよね)

 

ライブ恒例の一番遠くから来た人選手権

海外から来た人〜で手を挙げて北海道と答えるおもんなオタクにヒリつく松岡、しかし本当に中国から来られていたお客さんがいて、2人から今日の中国モチーフ衣装はあなたのために作ったんだよと超爆レスをもらう。

ななせさんの緊張のほぐし方→メンバーに背中を叩いてもらう、は確かツアーの特典映像にも収録されていたはず。

抽選コーナー、3ショチェキ20枚と聞いてこれは推されると思ったけど推されなかった。

松岡がドンキで買ってきたキンブレはマジで欲しかった。

 

ところでこのトークコーナー、30分とかいうレベルじゃない長尺使ってて観客も正直長いと思ってたと思うけど退屈させることなくまわせる二人のトークスキルというか熟年漫才がスゴい。

この前未来みきも合わせて3人で駄弁ってた時、AIKATSU☆STARS!の中でボケは るか・せな・かな、ボケツッコミ両方いける(場をまわせる)のは みき・りえ・ななせ、普通の人はみほちゃんしかいないって話をしてたけどその通りだなって。(頑張れみほてん)

 

 

snow tears / 中川翔子 (リエ・ななせ)

ここから二曲は静かな曲…

松岡1stを締めたのはSCANDAL『HARUKAZE』という春モチーフの曲だったわけだけど、これから充電期間に入る2人がここで選んだのは冬の曲、ニクイね。

ここからの2人の歌が、関係性がほんとうに良くてただただ引き込まれていった。

この曲か次の曲の2番の入りでリエがななせにアイコンタクト求めて、少しして気づいて見つめ合って笑っていたのが素敵だったなぁ

 

空のカーテン / ももいろクローバーZ(リエ・ななせ)

めっちゃ良かった…

これも冬の曲…

多分Dメロ?二人がたたみかけながら歌う部分が特によかったんだよ

 

交差点で どっちに行けばゴールなんだろ
大丈夫さ 行き止まり そんときゃ
引き返してまた始まればいい

 

交差点って歌詞…

松岡ななせ/藤城リエは充電期間開けもユニットは組まないと公言しているが、こうして芸能活動を続けていって、本人たちのやりたいことがまた交差する瞬間があるんかなぁ、また一緒にパフォーマンスしてくれるんだろうなぁと思うと楽しみで仕方ない。

 

 

一度だけの恋なら / ワルキューレ(リエ・ななせ)

はい。アイカツ歌唱担当の個人現場で沸かせる曲といえばとりあえずマクロスというのがあります。(アニソン界全体にいえることですが)

だからこの曲はただピンチケになって沸きました。

最後にブチ上げ曲を持ってくるあまりに王道でベストな選曲。

 

 

アンコール!からリエななせ!に彷徨いながら(リエななせ!は拍がとりづらく)今普通のアンコール!に戻った

 

 

裸足のルネサンス/ななせ・りえ from AIKATSU☆ STARS!

覚えてません。

正気に戻ったのは落ちサビ前の間奏部分で、えっマジでゴリゴリの生音バンドverで裸足のルネサンスやってんじゃん、ありえねぇとぼんやり考えることくらいしか出来なかったけど、これは一生の思い出。

 

武道館から生き永らえてきてよかったというか、武道館以後も楽しいことばかりだよ。

"未来を見つめたら うれしくなる 世界はたのしい"

るか誕東京の永遠の灯とかみ〜な2stのエピソロも高まりすぎてほとんど覚えてないけど、やっぱりLIVEこそ最高を超えうるしこれからも最高を掴みにいきたい。

アイカツオタクには歌唱担当現場に足を運んでほしいよ。

 

 

最後の曲の前に藤城リエがルネサンスの構成からは外れていたキーボードとサックスを呼ぶのを忘れていて焦る。のわたむと薗田さん揃って最後の曲へ…

と思いきや、キーボードから生音セッションがはじまりハッピーバースデーDearリエななせ合唱のサプライズ

メッセージアルバムと花束の贈呈

 LIVEに夢中で忘れていたけど遅れてきた生誕企画アカウントさんお疲れ様でした。

そういえばメッセージ書いていたわ。

 

ガチ泣きのリエななせ

ななせはまあ予想通りだけど藤城リエが、

普通こういう生誕イベントってサプライズがあるものなので2人でソワソワしてたけど、普段の行いもあってファンやサポートメンバーから内心祝ってもらえないんじゃないだろうかというのがあった。

さっき一回最後の曲振り間違えちゃって、今度も予想外のメロディが流れてきちゃってほんとにやらかしてしまったと不安で仕方なかったけどサプライズでよかった(ToT)

と繊細な内心を吐露しつつガチ泣きしてたのがほんとかわいくてきゅんきゅんしちゃった…

でもいつまでも顔が崩れたままの松岡より早く平静を取り戻して最後の曲歌うよって引っ張っていたのが頼もしくて、これからもよろしくお願いしますよと。

 

LIFE〜目の前の向こうへ〜 / 関ジャニ∞(リエななせ)

最後も関ジャニ∞

今これを書きながら歌詞を読んでいるけどめちゃくちゃ良いし〜目の前の向こうへ〜ってサブタイトルが特に素敵だ。

二人がサイン付きカラーボールを投げながら歌う、スゴいアイドルのライブみたい!笑

特に藤城リエがボールのひとつひとつに熱いチューしててやっぱアイドルじゃんってきゅんきゅんした。

終わりだけど終わりじゃないから、

どこまでも前向きな歌詞とどこまでも未来向きの今を見せ続けた二人の遅れてきた⁉︎生誕祭でした。

(ちなみに最後の最後の挨拶時のBGMが2人をつなぐ大切な曲きらめきメッセンジャーで、サビのところ少し歌ってくれたんだよね…はぁ…好き)

 

 

終演後のハイタッチ会はこれだけの大人数ゆえ、流れるような剥がしだったので僕がななせに用意した台詞、

「サヨウナラじゃなくて、きっとマタアシタだよ」も、

ただのオタクのキザな台詞みたいな感じで流されていったけど、

リエに衣装のスカートの刺繍エルザっぽさもあって良い!って言ったら、

リエ「それ!思った」

ぼく「それ!」

後ろのオタク「それ!」

 

っていうのも出来て最後まで楽しく明るい気持ちで会場を後にしました。

 

「サヨウナラ」じゃなくて、きっと「マタアシタ」だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでこいつはどこに着ていけばいい?笑

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