→NOT ODAYAKA!

おだやかじゃなかった備忘録

アイカツオンパレード!ユニットライブツアー ユニパレ! 宮城公演に行ってきました【せなりえ】

Wake Up! 眩しい日差し浴びて

今 胸の希望が 君と重なる

 

f:id:odayakana:20200121012232j:image
f:id:odayakana:20200121012126j:image
f:id:odayakana:20200121012123j:image

 

僕がはじめて仙台を訪れたのは2年前の1月、アイカツアー2018初日の時で、あのツアーの後の武道館で区切りがついて色々と変わってしまったコンテンツアイカツだけど、まさかまたアイカツのツアーでこの地を訪れることになるとは思わなかった。

 

日時:2020年1月19日(日)【ナイトタイム】17:15開場/18:00開演
会場:宮城・Rensa
出演者:逢来りん・美山加恋・二ノ宮ゆい/せな・ふうり・ゆな・れみ・りすこ・りえ

 

宮城・Rensaはビルの7階にある比較的新しいライブハウス。非常階段を使って入場待機列を形成出来たのはスマートだった。キャパは愛知同様700人、横長の会場で左右に大きな柱(裏にはモニター)が配置されているので普通に楽しみたいならセンターラインを確保することが大切。愛知公演では後方列には余裕があったが宮城公演はどこもギチギチでトイレ休憩等で抜けるのも一苦労、まさにフルキャパという趣であった。自分は体調があまりよくなかったので後方彼氏面をキメるつもりだったが後方もギチギチで(むしろ流動的な真中より後方の方が詰まってた)どうしたものかなという開演前だった。ステージはまあまあの高さで比較的見通しやすい方だったし、何より音と照明がかなり良かったのは強調しておきたい。や、音が本当に良かった。(今考えるとボトムラインは音も照明もボヤけていたなぁ)

 

セットリスト

1.君のEntrance らき

2.スタートライン! せな りえ

MC1 全員

3.スタージェット! せな

4.1,2,Sing for You! りえ

5.おけまる エマ

6.Girls be ambitious! 舞花

7.みつけようよ♪ エマ 舞花

8.オトナモード ふうり

MC2 ふうり ゆな れみ りすこ

9.Take Me Higher りすこ れみ ゆな

10.マジックスマイル ゆな

11.月夜のラグタイム れみ ゆな

12.Moonlight destiny りすこ

MC3 らき りすこ

13.真夜中のスカイハイ らき りすこ※スペシャルコラボ枠

14.永遠の灯 れみ

15.硝子ドール れみ りえ

16.チュチュ・バレリーナ りえ

MC4 舞花 エマ りえ

17.個×個 舞花 エマ

18.笑顔のSuncatcher りすこ ふうり

19.Star Heart りすこ れみ ゆな

20.STARDOM! せな りえ

21.アコガレカスタマイズ☆ らき

encore

22.POPCORN DREAMING ♪ せな りえ

MC5 全員

23.アイドル活動! オン パレードver. 全員

 

まずレギュレーション云々の文句を言う前に、このユニットライブツアー ユニパレ!は特設サイトすらなくチケットの買い方やライブに関する情報すら入手することすら困難なイベントであり、運営のツアーに対する準備全般が拙いことは指摘しておかねばなりません。終演後藤城リエさん宛のプレゼントは受け付けられないので回収してくださいってアナウンスもイミフでした。近年のプレゼント事情について、演者の安全のために生モノやデカいものを受け取らせないってのは当然の流れだしオタクからも配慮しなければならないことで、今回のツアーで用意されているプレゼントボックスにはわざわざ【レターボックス】と明記されており運営的にもそういうものを求めているのは分かりますが、そういうことも事前に周知しておいて下さい。

そんなこんなでライブのレギュレーションが機能するとは思ってませんでした。そもそも箱がギチギチ過ぎてスタッフが入り込む余地すらなかった。だからコール事情やジャンプや接触の激しさなどは愛知の時とほとんど変わってなかったと思う。ただ、当たり前のことだけどレギュレーションがないからやりたい放題に楽しんでいい訳ではないしレギュレーションがあるから楽しめなくなる訳でもない。お気持ちを表明する前にレギュレーションに関わらず暴れること自体が目的のドピンチケはハロウィンで暴れるアホが根絶しないのと同じレベルで一定数存在してしまうものだし、今回も実際に「せな・りえ〜」と叫びながら突っ込んでいく奴らに突き飛ばされたみたいな報告もあり、そういうのは後からでもスタッフに伝えたり運営に問い合わせたりと少しづつ撲滅していくしかないが、そういう部分を全体の民度と同一視するのと論点がズレる。また以前行った地下アイドルのライブで推しの出番の時にオタクが親切に譲ってくれたのにアイカツオタクは地下現場より動物園か、みたいな雑なお気持ちも散見したけどそれはキャパに余裕があってそれぞれの推し出番で流動的に動きやすいフェス系イベントの流儀であって今回のツアーのようにギッチギチで余裕がまったくない現場においては、人に譲れば譲るほど自分が不利になっていくだけでみんな余裕がないし、そういう箱を選んだ運営の責任が一番大きいので論点がちょっとズレているよと。このようなオルスタでみんな平等に楽しめる保証っていうのは実際問題不可能だし、だからといって人を故意に押しやるのも絶対に違っていると思うので、"一人ひとりがこの空間を最高にするための努力と譲歩"をしなければこの議論は永遠に不毛。少なくとも楽しさは与えられるものではなく自分から努力しなければ得られない、オルスタの場合特にねということが言いたかった。前方から真ん中やや後ろくらいまではわんぱく層が沸くけど、その後ろくらいに穏やかに見たい人の層が出来ていたりします。自分から後退するのが癪なのは分かるけど近くにマジモンがいた時に自主避難できることこそオルスタ最大の利点ですから、どうかそれぞれの楽しみ方を。

───っとここまでネガティブな意見を述べてきた上でツアー宮城の雰囲気がどうだったかというと、自分は最高の空間だったと思います。

地下やアニクラ寄りのクソコールがなくなることはないし個人レベルでみれば厄介な動きをするオタクもそれなりにいたのかもしれないけど、総体として自分から逸脱したコールや動きをしようとするイキリは愛知より減っていたしレギュレーションに一目置いた上で、あの空間を純粋に楽しいものにしたいという純粋な熱気を、少なくとも僕は受け取った。

選曲的にも愛知はジャンプ曲がやたらと多くてアホみたいに疲れてしまったけど宮城では正統派クラブサウンド中心にほどよくピョンピョンしながら揺れるノリの曲が多かったのも楽しかった。とにかく選曲と繋ぎが神がかっていたので低まった場面といえば「みつけようよ♪」のイントロが流れた時くらいだけど(あの完璧な流れで個×個来ないんかい⁈ってなって笑っちゃった)、ニノミヤユイさんを呼ぶ美山加恋さんの「Come here!」が完璧過ぎてすぐに沸いた。

前述の通りピンチケコールは愛知の時より減っていたしそれでいてあまりコールの余地がないStar Heartで所々合唱したりスタージェットの"もっと輝きたい オレモー/"とか硝子ドールのクッソ長い間奏で雑な口ギターソロしてるクソオタクとかいて、ルールから逸脱しないで最大限楽しむ工夫がある一方で、渋谷公会堂振りのMoonlight destinyのイントロが流れた瞬間さっとフロアが静かになり、自然と拍手が湧いた瞬間のオタクの雰囲気作りは信頼しかなかったな。誰かが狙って作ったものじゃない、あの瞬間の空気感でしか体感しえなかったものこそライブの醍醐味であり、こういう話こそやっていきたいよね。

目立った選曲の意図としてはまずかえゆりかな。Take Me Higher →マジックスマイル→月夜のラグタイムの完璧な流れは一ノ瀬かえでのオタク全員死んだのでは⁈⁈僕はチケを握れなかった一ノ瀬かえで推しの推しvtuberが泣いてる姿を夢想したし、月夜のラグタイムは警戒曲とはいえ本当に来るとは思ってなかった。愛知でまさかのSunny Day Little Sundayが来なかったので、フォトカツの未披露曲の中からこの曲が最初に披露されることになるとは…ずっとかえゆりを信じてきた甲斐があった…(流石にRED MOUNTAINや禁断 Hide & Seekは来なくて残念だったね)

逢来りんちゃんのコラボコーナーの前にりんちゃんとりすこさんのMCがあり、次コラボする曲はアイカツをリアタイしていた小学生の時私は美月さんに憧れていて…、

りすこ「(目を見開いて)小学生ですって!?」(笑いが起きる)

この曲を選ばせて頂きましたと言っていて、これラジカツを聴いていて逢来りんちゃんのことをよく知ってる人にはこの曲が大好きなこと分かってたことみたいなんですけど自分は知らなかったのでMove on now! だろうなーエモいなーとたかを括っていたところで、「真夜中のスカイハイ」

「「真夜中のスカイハイ!!??」」

 

前日オタクと作戦会議してるときりすこさんのソロ枠はMoonlight destiny当確。ツアー2018のゲスト枠でりすこさんは真夜中のスカイハイを(ななせと)歌っているので真夜中のスカイハイは絶対来ないと断言していたのですが、逢来りんの選曲真夜中のスカイハイ、伸び!!!!!

逢来りんちゃんの伸び代がありすぎて魂が思わず仙台の空にスカイハイしてしまうくらい素晴らしい選曲。春風わかばも姫石らきも絶対に歌わない曲調じゃないですか。アイカツに憧れて声優になりオンパレや今回のツアーで主役に抜擢された(ここらへんの事情知らないので有識者から話を聞きたいところ)逢来りんちゃんが、自身の個人的な思い入れから憧れだった曲のコラボを実現するのってアイカツすぎてアイカツじゃないですか‼︎(語彙力)

なんかもうとにかく最高だったんだよ。まだツアーに参加してない人に言っておきたいんだけどユニパレは逢来りんに真剣(マジ)になるためのツアーになる。早くみんなで真剣になろう。

そしてそういうアイカツの繋がりは氷上スミレを受け継いだ藤城りえがチュチュ・バレリーナをソロでフル披露したことも藤城本当この曲好きなんだろうなってエモくなったし(お前…ななせのいないところでチュチュバレ歌ったんか…)(クリアネス参照)、

れみさんと硝子ドールをフルで歌ったこともヤバさしかなかったよね。(お前…ななせのいないところで硝子ドール歌ったんか…)(アイカツ武道館参照)

 

最後にせなりえの話。

仙台に来た理由の9割はせなりえのPOPCORN DREAMING ♪を見届けてせなりえを無事完結さることだったんだけどまさか、

スタートライン!、スタージェット!、1,2,Sing for You!、STARDOM!、POPCORN DREAMING ♪必要なもの全て見れるとは思わないでしょ。特にPOPCORN DREAMING ♪はツアー2018からライブでは全員曲の扱いになってはいたものの、ずっと同期で切磋琢磨してここまで大きくなったせなりえが最強になるための約束の曲だったので、おそらく最後になるこの機会で最強の二人として決めてくれってってところで最高のPOPCORN DREAMING ♪をみれて本当にもう何もいうことはない、優勝だったよ…

せなりえが終わると

せなりんが流れてくる

次の曲へ

最後全員の挨拶がおわりそれぞれはけていく時に堀越せなが逢来りんちゃんをステージの上で抱きしめたんですよね。終演後のツイで堀越せなが、不安を抱きながらもりんちゃんが頑張ってる姿が昔の自分と重なりつい抱きしめてしまった、と。歌やダンスのパフォーマンスだけでなくあらゆる面で成長してきた彼女たちを目の当たりにして(いつまでも成長しない自分はさておき)、ここまでアイカツが繋げてくれたあらゆるエモに心が揺れた仙台の夜でありました。